「…あーすまんすまん、蚊かと思えばたかがぁ人形か。この俺の器に…ラディッツに手を出したのだ。」すっ、とカリグラは目を伏せてから開くその瞳の色は怒りと怨み憎悪を含んでいた。
「タダで死ねると思うなよ…、貴様らがたとえ逃げようとじわじわと追い詰めて殺してやる。」その圧倒的な雰囲気、纏う強者としてのオーラは戦闘の為にと作られたミラに初めて恐怖を感じさせた。
「っっ！、おいトワ！！。オレにもっとキリエネルギーをよこせ！」
「なっ、無茶を言わないで！。そんなのっ……もうわかったわ！！」そういい、ミラにキリエネルギーを送る。ミラはさらにパワーアップをし、カリグラへととびかかった。
「…ほぉ、来い。人形」怒号のラッシュをカリグラへとぶつけるが、それは全てはたかれて片手でさばかれる。
強い、この男……あのトランクスとも違う悟空とも…本当の意味での強者なのだと思い知らされる。
この光景はさながら窮鼠が歴戦の獅子へと挑み、圧倒されてるようだ。
「うおおお！！！」カリグラから距離を取り一気に力を放出し、そのまま突撃する。
気弾をはなちフェイクとしカリグラの後ろへと目にも止まらぬ速さでまわり勝ったとカリグラの首を蹴ろうとするが。
死神とは神の目をもつものだ、そのような凡人の作りし人形の攻撃など分かりきったものだ。
「…くだらん技だな、ホコリをまき上げるだけか。」裏拳をきめてミラの顔をバキバキに折り、カリグラは腹部を蹴りトワへと蹴飛ばす。
「きゃあ！！！」