トランクスがミスでギニューと入れ替わり、チームで戦っていた頃……カリグラは遂に時空の狭間でトワとミラと対面していた。
「…キサマらか、俺のラディッツにあのようなふざけたものを仕掛けていたのは…」その姿はタイムパトローラーとして働いていた時のものではなく、全盛期の王としての姿だ。
どうやらミラからかすかに溢れるキリエネルギーのおかげであれるようだ。
トワはついに対面してしまった、と震えながらもカリグラを見すえる。
黒い目と赤い目は彼女を射抜かんと睨み付き今にでも心臓を押し潰されそうな苦しみが溢れてくる。
「トワ……こいつが、あの男か…？。たかが一人のサイヤ人だろ」
「あの男…？、ふふふっ……くくくっふははははは！！！！」カリグラは盛大に笑い空間をふるわせる空は暗雲が立ちこめ、3人の間に雷鳴が鳴り響く。
「デク人形、この俺に意見をするか…？。たかがぁ知れてるなぁ、え？人形よ。」
「っ！」己をあざけり笑うその顔に心臓を掴まれエグり出されたと錯覚しミラは思わず後ずさる。
「…どうやら躾が必要らしい、キサマだろ？。」ーラディッツを、この俺の器のエネルギーをとらんとしたのはー、冷たく重く鳴り響く雷鳴とともにカリグラの低く重い声が共鳴する。ゆっくり、ゆっくりと彼は近づいてくるその姿は死の足音だ。トワはがたがたと震えて杖に捕まるのが精一杯だった。
「ミラっ！、彼を止めてちょうだい！！｣やっと出た言葉は、死を止めて欲しいという一言。そのことばにカリグラは鼻で笑い命令に従うミラを蚊でもはたくかのようにはたき頭を垂れさせた。