閑話4

そこに抗ったのだ、サイヤ人としても父親として…夫としても。
「お前をそうさせる女に会ってみたくはあるな。」彼らの母親に、そして……カリグラの好きな人に。この2人をここまで変えたのだから、余程スゴイ女なのだろう。
買ってきたもののなかからリンゴを出して、洗おうとしたとこまた爆弾発言が出てきてうっかりおとしそうになる。
『はっ!、お前なんぞに会わせん。きさまはカリグラに早く告白でもしてろ』なんでこいつはここまで、オレの心を荒そうとするのか!。
「だから!、オレは!!」
「……何騒いでるのですか。」がちゃり、と玄関から帰ってきたナエが声をかけてきた。
「病人の方がいるのでしょ?、お静かに。」わっ、悪い…とラディッツは謝る。ごもっともな正論には何も言えない。
「話は聞いたのか?」
「カリグラ様から連絡がありましたので…、カリーがまさか来るとは…」はぁ、とナエはためいきをつく。そんなことが起きるのかと思っていたところにだから、ナエにとってはとんでもない話だったのは想像につく。
「しかも今フリーザのとこらしいですね。」戦闘服を脱ぎ、ラフな格好になりながらナエは自分に話してくる。
「フリーザだと…!?、やつのとこは危険では無いのか?。」まあ普通ならそうでしょうね、とナエはサラリと返事をしてカリーなら大丈夫だと話してきた。
「それに、…カリグラ様の器の次女の方もいるらしいので。」
『おい!、リンがフリーザのとこにいったのか!?。』その時だ急にナエが来て黙っていたあの男が叫んできたのは。あ、なるほど娘の心配かとラディッツはおもった。
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