閑話4

よくよく考えたら、お父さんは…両親と線を引いてたのかも。
一切話してくれなかったし、一時期そういえば祖父母と孫の番組を見て私にもいるかなと聞いたっけ。そしたらお父さん、ぴたりと料理作るのやめて…『どこかに居るかもな』とはぐらかしたんだ。普段なら答えてくれるとこなのに。
ラディッツさんとは、やはり違うのかもな…お父さん。まあ、特殊だと言われてたし。
「……私は、バーダックさんと似てると言われてたんですカリーさんから…」
「オヤジと…?、確かに…似てるのかもな。すこしオレも感じる。」ラディッツさんはカリーさんの言葉に何かを思ったのか、納得してた。
そんなに似てるのかな…?、まあでも戦闘は好きだし私もプライドは高い方かもしれない。
「だからお父さんから、…あの時ッ避けられてたのかなって」亡くなった時、普段なら居てくれたのにだけどあんなに愛してくれた父がいきなり避けるなんてありえないと娘の勘でおもったんだ。
お母さんのことで何かあるのかも、と。でも、でも…状況なだけに思ってしまった。だからあの時確か…惑星でひたすら暴れて初めて衝動のまま全てを破壊したんだ。憎い、と思って。この星も地球も何もかもを壊してやる、と思った。
「……あいつは、お前を避けた訳では無いと思うが。」
「寧ろ、お前たちのためにも自分のためにも母親をたすけだそうとしたのではないか?」
「……それは、私も考えてたひとつです。」あのとき、お父さんは一度だけ私に連絡をしてきた。誕生日の事と、ちゃんとプレゼントもってくるからと。
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