閑話4

お父さんの声、そういえばラディッツさんより少し低かったっけ。カリグラさんよりは高くて…、ああ……ここにはお父さんを感じちゃうもの多いや。
リンだって、そっくりだから……私より誰よりもお父さんに。
「っひくっ……!。いいんですよっ、そのっ…ありがとうございます。」涙を上手く抑えれてるかな、ああでもラディッツさんの顔見る限り私今酷い顔してるかもな。
堪えよう、堪えよう……私も戦闘民族サイヤ人の血が半分も入ってるのだから。
「…時の界王神たちに話を聞いた、お前の父親が………お前たちを守るために何をしたかは。」
「……やはりあの人は知ってたんですね…」だよね、神様だし…お父さんは大罪人といってたのだから。
「…オレは、お前たちの父親のようなことが出来るだろうかと自分に思ったぞ。」
「えっ。」
「オレは、勝てれる奴にしか挑まん。あの男はお前たちの父親は、オレの親父みたいにかなわないやつにも挑み勝とうとしたのだろ。」それはたしかにそうだ、お父さんはかなうわけがない相手にあの時誰よりも力強く挑んだ。
それこそあのときの戦闘力はスカウターがなかったから分からないけど、普段より段違いだったと思う。骨を折られても、肺がボロボロになっても父は立ち上がってたから。
「…私は、バーダックさんのことしらないんです。お父さんは……彼のことどころか家族のこと話してくれたこと無かったから。」
「…そうなのか?」
「ええ……、バーダックさんのこと話してくれたのは…カリーさんなんです。父は、…私が知る限り家族を嫌ってました。」
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