人望

「なんだ、トランクス。」
「えっ、あっいや…ちょっと思って。カリグラさんは…13個ある宇宙を統治されたんですよね?。」
「なんだ、時の界王神どもから聞いてないのか?。その通りだ、…言葉通り全てな。」
「…王と皇帝の違い、というのをかつて調べたことがあって…カリグラさんは複数の星の人たちをまとめてるから皇帝だなとおもって。」
「…皇帝……ッくく、懐かしい言葉だ。」カリグラはその言葉に1人の親友を思い出す、あいつはどうしてるのだろうか。誰よりも傲慢な神のようにあり、誰よりも…他人を信じてなかった男。今では悪魔と成り果てた男を。
「…その通りかもなぁ、いやたしかにな。」やつは己のことを"そなたも皇帝だろ"と言ってきてたな、と思い出す。
「お前の言う通りだ、俺は皇帝だな。ベジータ王たちとは違い、複数のありとあらゆるもの達をまとめたからな。」
「あなたは……、ベジータ王子の子でしたよね。」トランクスはナエの言葉にはいっとこたえる。
「オレの父は…惑星ベジータの王子と話してました…」
「ベジータ王家が…」ナエは小さく恨めしくつぶやく。
「…なんだナエ、まだあいつらをうらんでるか?。」
「当たり前ですよ、僕は既にあなたの遺言は果たしました。今は気持ちに素直になっていいでしょ。」
「ははは!、そうだな。まあ気持ちはわかるぞ。」おかげで俺は魔王扱いだ、という。
「その通りではあるがな、否定もせん。否定する要素もない。」
「でもっ、カリグラ様はおれたちをとりたたてくれた!。」後ろに控えてた異星人が言う。そうだ、と周りは同意し始める。
6/9ページ
スキ