閑話4

リンに私はよく嫉妬してた、お父さんそっくりの戦い方…一撃必殺そして先手必勝。しかもお父さんとおなじく相手を痛めつけてから勝つやりかたとか。
私はどうしても戦闘を楽しむようになったんだっけ、それをカリーさんはお前はおじいちゃんそっくりだなそこと言ってたな。会ったことないけど、お父さんが話してくれることもなかったし。
嗚呼、でも…『俺は親父になれないからな』とタレに話してたの聞こえてたな。バーダックさんの話で。ねえ…お父さん、そんなに苦手なおじいちゃんにそっくりな私を見てどう思ったの。
技を教えてくれたりしてたけど、お父さん。だからあの時カカロットのとこに行ったの?、もうわかんない頭がぐちゃぐちゃする…ただ、ただ、許せない。
私たち家族を引き離したヤツらを、ねえお父さんお母さん。私が絶対殺すから全部、リンのことも守るからっだから戻ってきてよ。
「っお父さん…!、お母さん…!!。」ギュッ、と何か手を握った。この手……お父さんのと似てる、その手はゆっくりと私の頬に流れ涙をすくいとってくれた。慣れてないような手つきで、小さい頃お父さんが私にしてきたのと似てる。
「…っえ」ここはどこだろ、と目を覚ますとシックな雰囲気の部屋と男の人の手が目に入る。待って、私倒れたの??。
やらかしちゃった…、また。私は……ダメダメだと思ってると声が聞こえてきた。
「すまん、起こさせたか?」
「……ラディッツ、さん。」お父さんじゃないや、だよね……だってお父さんは……煉獄にいるんだもん。いるわけが無い。
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