白銀の死神戦士推参

いやそれ人に物を頼む態度か、と思うがかなりの合理的主義なのはもう分かる。そして今は1人の父親として自分に頼んでいることも。
「とりあえず迎えに行くか……」
ーーー
時の巣へと入るとリンが先程まで話していた男のように自分を睨みつけてきた。
未だ警戒されてるのだろう、…ここまで父親そっくりな子供がいることにも驚きだが。
「ラディッツさん…、すみません。きてもらって。」
「良いが、何があったんだ。」もう一度確認をとトランクスに質問を投げかけると、時の界王神が私が話すわと口を開いた。
「彼女たちに歴史改変のこととかタイムパトローラーの話をしていたの…、そこで少し…彼女の母親について話すことがあってね。」
「母親……(カリグラが惚れてる女か)」そして、この話しかけてくる男の存在の妻。
先程まで聞こえていたが、今は黙っているのか声がしてこない。
「…そこでトラウマのことを思い出したらしくて…、この子達は母親とは離されて父親は…わかるでしょ?。」あなたもおなじめにあいかけたのだから、と時の界王神は暗につたえてくる。 それは自分だからわかるが、母親とは離されたのかと。そういえば少し話してたなと思い出し、なるほどと納得する。
「お姉ちゃんは全部自分が悪いと抱えてるからね、ほんとバカバカしい。」リンはぎゅっ、と姉のことを抱きしめて言う。自分ばかり背負わないでと言いたげに。
「ほんとに…ほんとに、ばかなんだから。」ずっとひとりで抱えて戦って、戦闘の時は忘れられるからで必死にやったり。
4/16ページ
スキ