白銀の死神戦士推参

「ラディが…、倒れた?。」トランクスに修理してもらったスカウターから連絡が入りラディッツはキョトンとその言葉を聞いた。
「カリグラではなく、なぜオレなのだ。」自分は彼女の父親ではない、あくまで同一人物…?くらいだ(全くもって性格は違うと思うが)。
カリグラに連絡が入るのはわかる、やつはその父親のおおもとであり張本人だから。
『それが、時の界王神様が女の敵に任せられないと……あとカリーさん達はこれからオレたちのてつだいをしてもらうことになって。』ああなるほど、それなら納得だ。確かに自分も時の界王神の立場なら、ラディのことを任せられないかもしれない。
無意識に口説き落として、ガチ恋勢を増やしかねないから。そこはいい采配だといおう。
「わかった…、そういうことならばオレが迎えに行く。」そう言って、連絡を切り調理を終えたカリグラに声をかけた。
「…ラディがたおれた。」カリグラはその発言にやはりな、と納得している。なぜだ?またお得意のチートか??。「元々分かってはいたのだ、いい機会だしやつ本人に自分の心の傷も分からせようとな。」
「…両親のことか。」たしかにラディはなにか抱えてそうだと自分も見ていて思った。そもそも両親を助けることが目的だとも話していたが、負い目を感じてなのか切羽詰まっていたのだ。
「…あれは、父親と同じだ心の傷を麻痺らせて動けるようにする。だが一度糸が切れると…というわけだ。」早い段階でわかったのは良かったがな、とカリグラは話す。
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