閑話3

時の界王神は、はっとしカリーに問いかける。
カリーはそういえば、と思い出しこいつははっきりと見てたと伝えた。
「なんなら…ラディッツがその黒王ってやつと戦ってたところもな。」そうか、ラディはほかのものと比べて繊細な部分がある母親譲りの優しさや堪え性なところなど。
いま、父母が助けられるかもしれないと知って安堵し一気にトラウマの傷も開いてしまったのかもしれない。
「お姉ちゃんばかじゃないの、そんなので…」
「…ラディにとって、あんとき小さいお前もねらわれそうだったからこわかったんだろうよ。」あの時ずっと妹を抱きしめて、まもらんとラディはしていた。無意識に気のバリアのようなものを貼って。
妹を守った日、だが両親を守れなかった日と彼女は認識していた。だからこそなのだろう、やっと救えると同時にまた失敗したらなどと思って。
「お姉ちゃんが私を大事にしてくれるのはたった2人の姉妹だし、運命の相手だから仕方ないけど…親父がそこに入るのは気に食わないね。」
「このどシスコンはいつもそうだな…、なぁ時の界王神。」
「なにかしら」
「…仕方ねえから、俺も働くがもしそのターレスが俺のターレスじゃなければ」もう、もうひとりは嫌だ。何度思ったことか、お前たちに追いついてやるとそしてまたいつかすごしたいと。
「俺のターレスを生き返らせること条件にさせろ、それだけだ。」でしょうね、と時の界王神はためいきをつき承諾する。
「そういうかと思っていたわ、普通のドラゴンボールも集めれるし…そのときはやっていいわよ。」
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