閑話3

「暗黒闇魔界…」何故かカリーはその名前が懐かしく思えた。そこまで聞いたものでもないのに。
あの黒い男はそこにいたのか、と20年前近くのことを思い出す。あの時…ラディッツは皇嵐をまもらんと惑星フリーザで暴れた。だがかなわず、ぼろぼろになっていた。じぶんとターレスは、ラディッツを回収せんとして姉妹ふたりをどうにか逃がしたことを覚えてる。
「…そしてこのふたつの空間は繋がってるの、暗黒魔界は暗黒闇魔界に従事してるから。そしてその間の空間に…、ラディッツはいるわ。」
「…狭間に、ということですか?。時の界王神様。」
「そうね、トランクス。…監獄みたいなものね、本来ラディッツは地獄に行ってもいいはずなのよ、でも黒王様が許さなかった。」ピッコロたちを魔族を仕向けた後に、黒王が出した指示。
あの閻魔も驚くものだった、そもそもここ何万年の間に彼が直接指示を出してきたのはめずらしい。
『ラディッツをこちらに寄越せ』と。あの時のラディッツ本人の顔は、カリグラの怒りの顔とそっくりだったとまわりのものたちは話していた。
「…あの黒い男か、俺は知ってるぜ。皇嵐の伯父のやつだろ?、余程ラディッツのことを許したくねえだろうなとおもってたらよ。」そらご覧の通りって訳だ、とカリーは己の勘を褒めてやりたいと思う。
だが、厳重にあの男のことだラディッツのことを閉じ込めてるだろうと考える。おまけにその世界の間ということはかなり行きにくいところだろう。
「(超ドラゴンボールっで、というのはあながち間違いじゃねえな俺のは)」
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