閑話3

「気持ちはわかるわ、あの方の幸せを守りたかったのは私たち界王神皆同じですもの。」みな、あのお方に世話になった。可憐で清らかな何よりも清廉な神の長。
生命を創造し、私たちに生きる意味を教えてくれたお人……。だがその裏にいるあのお方は恐ろしいのだ黒王は、破壊神の始まりと言ってもいいほどの破滅と滅亡の存在。ひとつでも怒りにふれれば、私たち神は本当の死を味わうことになる。
「……ここから先は他言無用で聞いて。いい?、くれぐれも誰にも言わないで。トランクスもよ。」時の界王神は軽く目を伏せて、開けた後真剣な表情で口を開く。
「はっ、はい……」
「他言無用…?、なにか提案かよ。」
「ええ、カリグラと少し話してからのね…あなた達は彼と会ったでしょ?。」
「はい…母さんの古い知り合いだと、それと父とのことも。」カリグラが話した通りね、と時の界王神は頷き続きを話し始めた。
「簡単に言いましょう…、まずひとつ私はカリグラと話してあなたたちの父母を助けることには賛成してるわ。」えっ、とカリーはおどろく。勝手ながら彼女は中立の立場で止めにかかる方だとおもっていたからだ。
だから場合によっては戦闘も、とプランに入れていた。なのにこちらがわだと?。
「…それは、どうしてですか?。」
「時の界王神さま…!?、本気なのですか?。時の裂け目のでも」
「まず話を聞いて、さっき私は皇嵐様に世話になったと話したよね?。」
「はい、母によってここはできたと。」
「そうそう、だからね…あの方には幸せになって欲しいの。」
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