閑話2

「知らん、俺が聞きたい。勝手に出た言葉だ。」
「…ッふふ、そうだな。感謝するぞラディッツ」また伝えに来る、と言ってガイウスは黒い霧となり消えた。
「……なんなんだ、一体。」久方ぶりの感覚に、言葉……さっぱりわからないことばかりだ。
だが、ああ…皇嵐がいるそれだけでもまだ踏ん張れる。あいつが待っていてくれるなら…、さてとラディッツは軽く目を閉じた。
「……ラディ達のこともある、あの男のとこに行くか。」つい先日手に入れた力、他者の深層心理へと隙を見つけて入り込む力。もう1人の自分の方へと行こうと意識を沈めた。
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