人望

時の巣からでて、カリグラは光の眩しさに軽く目を細める。
「…これは…地球の街にナメック星の都市にと随分とあるな。俺がしてた統治と似てることを……」そういえば皇嵐が関わっている、と時の界王神は告げた。
「(アイツ……粋なことをする)」
「…そうなのですか、時の界王神様たちが使えるものたちはとにかく!!としてたらしいので……。カリグラさんは、王だったのですよね?。」螺旋階段を降りながら話す、舞空術もいいかもしれないが少し話を聞きたいと思いトランクスはあえて歩いた。
カリグラもその心に察してなのか隣を歩いてくれている。
「あぁ、10年近くだがな。」
「…オレの、先祖を倒してですか…」
「そうだな、だがただ倒した訳では無い。そこの家臣たちと手を組んだり、仲間も集めたりした。」
「政治的手法も加えてな。」そこからカリグラは色々と話してくれた、サイヤ人たちは戦闘意欲がある為エネルギー補充として食事を好いてたこと。そこを利用して宴会のようなものをしたり、食事会を開いたこと。強いものと戦いたいというもの達のために強い者がいる星を探したこと……所謂情報戦なども彼はしていたことを教えてくれた。
「(この人、思ったより頭がキレる人だ…)」トランクスはカリグラの人を見る目と情報の精査の高さに驚いた。
サイヤ人の中でも珍しいのではないか、と思う。相手の好み、そして気分が良くなるものを見抜きアピールすること。そして喜ばせることで何をして貰えるようになるかを見抜いてるとこも。王として、統治の目を持っていると感じた。
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