特異の戦士たち

ずきっ、ラディッツは何故かその言葉に少し傷ついた感じがした。
いやいや何故だ?、生かしてもらっただけでも有難いだろ。
「さてさて、ナエの代わりに飯を作るか。もう夕方だ、なにか食いたいのあるか?。」がた、とカリグラは椅子から立ち上がる。ラディッツはそのようすにえっとなる。
「お前が?、珍しいな。」以前カリグラが作ったのを食べたことあるが、確かに飯は美味かった。そもそも洒落たものを作ったりたまに爆弾料理(イタズラ)もあったりしたが。
「ナエから言われてたからなぁー、あいつの機嫌を良くするためにもしないとな。」カリーを連れてきたこと、あいつは怒るだろうからと話す。
「…先祖だからか?。」
「そうだな、面倒事に巻き込みたくないからだろ。」冷蔵庫の中身を見てある程度作れるな、とカリグラは確認する。
「着替えたら作る、お前は先に風呂にでも入ってろ。」マントを外してカリグラは告げた。
「あぁ……(このキズはいいだろ)」カリグラを見ると疼く気持ちとこちらを見てほしい、と思う心やもっと知りたいとあるがそんなの1種のまやかしだろう。
彼がカリグラへの恋心に気づくのはもう少し先の話。
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