特異の戦士たち

ベジータの子か、そのことばはトランクスの耳に届く。
「あっ、あなたがあの噂のカリーさん……と…」姉妹の方を見る、ラディのほうは目を細めてみてきた。
「カリグラさん、ほんとにこの人が迎えの人なんですか?。」
「ああそうだ、俺は嘘をついてないぞ。」
「てめえの父親には世話になったよ、…チェンジで。」すっ、とカリーは手に気を集めてはなとうとするがカリグラに止められる。
「カリー」低く、冷たい声が部屋に響く。空間が一気に重たいものへとなりラディも片膝をつきそうになる。
「俺との約束…、忘れたとは言わせんぞ。」いまはおさえろ、とカリグラは言い放つ。
「…ちっ!、分かりましたよ。」悪いな坊ちゃん、とカリーはトランクスに謝る。
「いえ……、何かあったのでしょうから。」
「奴らは忘れてることだろうよ。」
「…一応こいつは形ばかりとはいえ、タイムパトローラーのリーダだ。何かあれば聞いておけ。」
「はい……」ラディはその言葉に渋々と反応した。トランクスは彼女の方を見て、これがあのカリグラの器の娘かと見る。
「(どこか影がある人だ)…えっと、この3人を時の巣へと連れていけばいいですね。」
「ああ、頼む。」時の界王神にはある程度事情を伝えてるからな、とカリグラは話す。
「助かります。」では、着いてきてくださいとトランクスは3人を案内しに出ていった。
カリグラはみながさったのをみて少し息を吐く。
「やはり、カリーのやつ気づきおったな…ベジータ王家の血に。」
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