特異の戦士たち

時空違いとはいえ、まさか父の上司と思わずラディッツはぽかんとする。
「親父と…?、どおりで同じようなこと言うわけだ。」
「ああさっきの?、まっ俺とバーダック話してたからな。でもなるほどなぁー、大変じゃないか??。カリグラ様の手伝いって。」
「…指定された土地に行って、あいつをワープさせるような感じだ。戦闘も確かにあるが……ほとんどカリグラが終わらせている。」ほんとにいつの間にか、いつの間にか終わってるのだ。カリグラが手を薙ぎ払っただけで敵は吹っ飛ぶし弱い敵はひとにらみで死んでる。
いや、オレなんのためにいるのだとたびたびいうがとにかくこいと引きずり回されているのだ。
「…あの人、強そうですもんね。」
「…お姉ちゃん、アレ強いどころじゃないよ。」リンは姉の言葉に反論する。
「あいつ、親父の上位互換のタイプだよ。戦士も殺人鬼もやれるやつ。」かなりあやういやつだ、おそらく今の彼を留めているのは母の頼みというものでだろう。
「お父さん、の?。」確かに父ラディッツは戦士と言うよりシリアルキラーな素質があった。人体の弱い所を無意識に理解し一刀両断に斬る、またはけしさるとしていた。
カリーやベジータ、戦士気質であり戦闘を楽しむ2人と比べたらちがうと。
カリグラはそのどちらともを持つタイプだとリンはいう。父の素質をそのままうけついだむすめが。
「…それなら、なおのこと私あの人にトレーニングしてもらいたいかも。」
「え?、何言ってんのお姉ちゃん。」
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