特異の戦士たち

はぁーっはぁー…、とラディは息をあらげてたのを落ち着かせようとする。
「……参考になるか分からんが、オレがカカロットの元に行ったのは…ベジータたちからのパシリから遠ざけるためだ。」
「…え?」
「…オレも別に弟恋しさ、という訳では無い。厄介な上二人が面倒だからだ、いちいち人に文句を垂れながら面倒事を押し付けてくる連中からな。」サイヤ人が少ない、というのもあるが盾にはなるだろと思ったからだとラディッツは話す。
「そしたらこの通りだ…、そこの男にオレは殺されて生き返させられたわけだ。」
「俺は気に入ったからだが?、別に悪気は無い。」ほんとにこいつはいい性格をしている、とラディッツは心の中で悪態を着く。
「…そう、なのですね…」
「ベジータたちなぁ…そっちでも随分といい性格してそうだな。」ナッパもナッパで苦労してたがよ、とカリーは話す。
「お前、あいつらとも交流あるのか?。」
「当たり前よー?、俺さっき言ったじゃん王宮近衛の生まれって。ナッパとは飲み友みてえなもんだけど、ベジータとは訓練する仲かな。まっ、さけられまくってたけど。」
「くっ訓練…?」ラディッツはその言葉によりこいつが分からん、となる。あのベジータと?、いや確かにカリグラよりましだが。
「…虐殺の間違いだろ、くそ若白髪。」ぼそっ、とリンは呟いた。
「若白髪いうなよ!、お前ほんとラディッツそっくりだな!!。てか、ラディに謝れ!」ガンっっ!、とゲンコツをくらわしてカリーはいう。その光景は保護者と子供のようだ。ほんとに彼らが家族だということが分かる。
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