特異の戦士たち

「…お母さんの知り合いなのはわかるけど、私はやる意味ないと思うね。」
「好き勝手やりたいやつがやる、弱者が強者に淘汰される。それが世の摂理でしょ??、そんな正義みたいなの私はしたくないね!。」
「リン……」
「親父も親父でしょ、無駄に挑んでバカみたい!。そもそも弱虫だのなんだの言われて、あいつは虎視眈々とベジータたちが弱まるとこ待ったけど不意打ちなんなりして殺せばよかったじゃん!!。今更さカカロットに「だからでしょ!」!?」姉の怒鳴り声にリンはびくりとする。
「あのお父さんがだよ!?、なんの意味もなく地球に行くと思う!!?。他所のお父さんならまだしもよ!、合理主義者でカカロットに対して侮蔑しか無かったお父さんが100人を殺せと言ったりなんも理由なく地球に行くと思う!?仲間に入れようとさ!。しかも私からすると魔族がお父さんを殺したという事実が気になるのよ!。」
「……ほお(そこに目をつけるか、ラディッツの娘らしい)」カリグラは魔族、という言葉に反応するラディを見てニヤリと笑った。
「おいラディっ、落ち着け。」カリーは興奮するラディをなだめようと背中をさする。ここまでこいつが怒鳴るのは珍しい…、父の中にいたというカリグラに会ったり他所の父に会ったりしてトラウマが刺激されたのだろう。
父が自分の誕生日に死んだという話を。
「しかも私の誕生日にっ…!、お父さんがなんも理由なくあんなとこに行く理由がわからない!!。私はそれを知りたいの!。」
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