特異の戦士たち

今でも思い出す、やつが地球に行くと連絡してきた時のことを。
『は……?、地球??。緑の惑星のか?、なんで今更。』その時の自分たちはラディッツと別行動をしていた。
娘たちふたりも自分とターレスの元にいて、子供の様子確認がてらだろうかと話を聞いていた。
『…弟の迎えだ。』普段から感情を匂わせない淡々とした声、だが何かをしようとするような重みがあった。何をする気だ、胸騒ぎはする。だが、そうかとしか返事出来ずにいると彼は声をかけてきた。
『おいカリー』
『なんだよ、ラディッツ。まっ迎え失敗しようが成功しようが酒飲もうや。おまえ、ラディたちとも会えてねえ『…娘たちのこと頼む。』は??』返事もなくその場で連絡は切れた。ターレスからどうしたんだ、と声をあの時かけられた。よほど自分の顔が焦ってるように見えたのだろう。
未だに鮮明に思い出せれる、あの時から10年近くは経ってるのに。
「…まぁ、だがそうだな俺もラディに同意する。カカロットの奴らは許せないけど…ターレスのもあるからな。」手段は選ばん、奴らにラディッツたちのことを傷つけたものどもに近づけるなら。
「それによ、そのラディッツもサイヤ人だろ??。まっ、同郷のよしみだ。仲良くしようや。」
「…ああ。」
「えーー!!??、カリーさんまで!?。」リンの方は驚きのあまり叫ぶ。こんなクソみたいな連中に従う義理ある!?と。
「あのなぁー、リン。仮にもそこにいるお方は宇宙の皇帝だぜ?。しかもお前の母親の知り合いなの、知り合い。」
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