事件発生

カリーの顔が暗い、まるでひとりになったかのように。
「……」女も自分から離れて涙を拭く。
「…親父なわけないでしょ、アイツだったらどうせ地獄だろ。」後ろに控えてた女はくだらん、と途端に自分そっくりな声を出して言う。
「……ごめんなさい、取り乱しました。あなたが…私の父にそっくりで…」父…、もしかしてこいつは。
「…お前が、そこのオレの子なのか…?。」信じられない、カリグラの器のあの男はどこかのものと子をなしていたのか。しかも見た感じ2人も。
どちらも美人な娘だ、間違いなく顔立ちもいい。目はカリグラとは違う赤目を持っているが。
「悪ぃな、暗くてよ。俺は…カリー、お前とは別のラディッツの幼馴染だよ。保護者みてぇなやつさ、ラディッツとターレスの。」
「…ターレス…、そこではお前たちと友なのか。」
「そうだぜ、んで現クラッシャー軍団のボスだ。」とりあえずどうするか、とカリーは頭を搔く。
「女二人いるからよ、ここじゃあちと話しにくくね?。」ナメック星の人たちもザワザワとさわがしい。
「…カリー、こっち来い。」カリグラは手招きする。
「おい、俺のラディッツの娘たちもだ。」えっ、と姉妹は見る。
「…あなた、は…?。」
「…カリグラだ、お前の母親には世話になった。ナエの家だが、広いからそこがよかろう。」
「はい!?、ナエ!?。それは俺の先祖のとこだろ!、ここいんのか!!。」
「働かされてるぞー、たくさんな。」
「あっ、ありがとうございます…」カリーは少し落ち着いたのかカリグラに敬語で返事をする。
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