ジーージーーー！！！！！、宇宙船内に危険信号が鳴り響く。エラー信号も発動して、室内が赤く点滅を繰り返す。
「はァァ！！？、なんだよ！。急に！！」白銀の髪の男…カリーは、運転席へと向かいパネルをタッチしてはエラーを確認を繰り返す。
「カリーさん！、これ危険じゃ…！！？」膝まである夜の闇を宿したような青黒い髪と赤目を持つ女はカリーへと話しかける。
「いみわかんねぇよ！、っっくそ！！。ここのドラゴンボールはある程度回収できたから向こうへと行こうと思ったのによ…！」
「…これさー、やばいんじゃないの？。」人形のような見目を持つ女は、異星人の腕をかじりながら淡々とカリーに話しかけた。
「てめぇぇっ！、飯食ってる暇あったらガソリンの確認して来いよ！！。」
「え、ヤダ。」
「リン！、お願いだからしてきて！！！。」
「お姉ちゃんが言うならしてくるよ」腕をぽいっと捨てて、女は確認に向かった。
「これっ、変なとこに入ってません？。」ｴﾗｰ､ｴﾗｰと機械的な女性の声がひびきわたる。
「…おいおい、こんなの初めてだぜ。」前はできていたのに、とカリーは歯を食いしばりとにかく安全機能を作動させようとパネルを次から次へとタッチさせていく。
失敗してたまるか、友2人を生き返らせるためにも。色々な文献を漁って見つけたせっかくの機会を。
「ここで死んでたまるかよ！！。」
「カリーさん、ガソリンは大丈夫だけどなんかやばそうだよ。」
「やばそう！？、分かって…」