最後の王子とかつての皇帝

「ほぉ、来たか地球人。」クリリンはカリグラの声に本能的に怯えてしまうが、どこか掴めないところに混乱する。
「おっ、お前…オレたちの味方なんだろ。」
「今は、な。しっぽを切りにだろ?、おっと」ベジータからの光弾を受け止めながら話す。
「…ああっ、力になりたいんだ。」
「僕も!、お父さんを助けたいんです!!。」
「…で、あるか。よかろう、俺がこいつらを引き寄せてやる…おい地球人。おまえは気を貯めて気円斬とやらでベジータのしっぽを切れ。」え??、とクリリンは驚く。それもそうだ、クリリンはカリグラに技のことも話してないのだから。
「なっなんで」
「御託はいい、小僧。お前は俺と一緒にこいつの気を引くぞ、カカロットのは…あと少しで終わりそうだからな。」
「はっ、はいっ…!!。あの怖い人に似てるけど…なんかちがうや。」
「言っておくが、…俺はラディッツではないぞ。」
「あっ、はいっ。なんか気がちがうからわかります、ところどころ似てるけど」
「…さて、猿狩りをするか。」トワたちの遊びにも付き合ってやろう、とカリグラは構える。ベジータの目に光弾を当て、意識をこちらへと向かわせる。
ベジータが岩をつかみこちらへとぶつけてこようと投げたところカリグラは悟飯に声をかける。
「こっちに来い。」
「はいっ!!」岩は二人の間を通り越し、ナッパへとぶつかる。
「ぐあ!」
「兄ちゃん!、なにしてんだよ。」
「お前が時間かかるからだ、コントロールの悪いベジータに言え。」
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