最後の王子とかつての皇帝

老界王神はふと、カリグラはこれを狙っていたのかもしれんと考えてもう一度見始めた。
ーー
ウオオォォー!!、大猿ベジータとナッパは咆哮をあげる。
「キサマらっ…ぶっ殺してやる!」先程の力より倍に強い拳でカリグラへと殴り掛かる。
「おお?、きたか(やはりな、さて…捕まえてくれればいいが)」トワたちの魔術へと反応し、カリグラは受け止める。少し拳に響くが、予想通りだ。
いよいよ楽しくなってきたな、とカリグラは怒号のラッシュを避けつつ蹴り返す。
その光景をクリリンや悟飯は遠目に確認していた。
「あっ、あのラディッツそっくりなやつ…強いや…大猿まで相手してる…!」
「クリリンさん、気の所為じゃなければなんですけど…お父さんあの人のこと…」
「"兄ちゃん"って呼んでましたよ。」
「え??、兄ちゃん!?。」はいっ、と悟飯はうなずく。
「…たっ、確かにあのラディッツってやつよりあっちのが優しい気がするけど…」
「お父さんがそうよんでるからやさしいひとかなって…」何も知らないクリリンたちはカリグラのことを急に来た優しい味方と思い話す。
『…まっったくカリグラは優しくないけど…それこそユリウス君にも愚弟としか言ってなかったし。』
『そこのベジータたちより邪悪じゃがの。』それを聞いている老界王神や時の界王神はカリグラは外面はいいからと愚痴りあっていた。
「悟飯っ、オレ達も参戦しよう。しっぽを切るんだ!」
「はいっっ!!」気合を入れ2人は舞空術で飛び上がった。
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