始まり、始まり

「…原初の魔族とサイヤ人の子よ。ターレスとラディッツの幼馴染で、あなたのお父さんの部下よ。一応ね、一応。」
「え!?、サイヤ人なんですか!?。しかも魔族って…」
「…本人は知らないけどね、…カリグラ。あなたはイレギュラーだと言うのはわかるよね?」
「…あぁ、本来俺は復活する予定がなかったからな。…精々するなら、もう一人のラディッツによってだろ。」そういうことか、とカリグラはくくっとわらう。
「おまえ、俺ならば力の調整もできる時の整えもできる……いないはずの俺だ。俺自身がある程度やれば、時の修正など容易い。」だから誘ったのか、とカリグラは時の界王神にいう。
「…そうよ、あなた先程の歴史も修正してから来たのでしょ?。」時の巻物を見ると普段通りの色になっている。
「あぁ、そうだ。」
「…凄く悔しいし、これは外道だわ。でも、トワたちを完全に止めるためにはあなたしかいないのよ!!。だから、カリグラっお願い!。」
「断わる。」
「それは、どうしてですか?。」トランクスは疑問に思い聞く。聞かないといけない、自分のためにもと思ったからだ。
「…小僧、この質問に答えれたら答えよう。貴様は…悪はあるべきものと思うか?。」玉座に戻り、座り質問を返す。そのカリグラの瞳は先程の軽薄そうなのとうってかわり真剣に王としての色を持っていた。
「……悪…」トランクスはその言葉に自分たちの時代にいた人造人間たちを思い出す。
「そうだ、貴様が思うものでも構わない。答えてみろ。己の心に、正直にな?。」見透かすような瞳、何もかもをわかってるような。界王神たちとも違う、心が鷲掴みされてそうだ。
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