最後の王子とかつての皇帝

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「そうか!、この歴史あのカリグラの器の男のとこのか!!。」老界王神は、はっとしてトランクスたちの前に言った。
「……どういう事だ?」ラディッツは老界王神へと聞き返す。
「お前さんが関わったナッパやベジータのでは無い!、という話じゃ。」
「なるほど、そういう事ね……。だから悟空くんは兄ちゃんってあの人に言ったのね。そしてカリグラも自分の名前を告げた…。」
「…えっ、と簡単に言うとラディッツさん。この歴史はあなたのじゃないのです。その、…カリグラさんの器としてあった…もう1人のあなたです。」器…、一度話として聞いた自分のことを思い出す。
「……そいつのだと。」ならオレじゃないと気づかないのは仕方ないのだろうか…
「…カリグラの影響でより魔術を効きやすいと感じたのかしら。それとも、何かを試したくてなのか…」時の界王神は考える仕草をする。
「でもこのままだと色々な歴史に影響が出ちゃうわ、どちらにせよほっておけないわね。」
「…おい、ここの俺は…どんなヤツなのだ。」老界王神はラディッツの言葉にびくりとしてなぜときく。
「どうしたのじゃ、急に。」
「…カリグラがよく、"俺のラディッツ"とか言ったり話題が出るからだ。そこまでそいつとオレは違うのかとな。」
「…へぇー、カリグラので気になったのね。」
「すみません…、オレはあまり詳しく知りませんが…あの、ラディッツさんとの違いは…上手く言えませんがカリグラさんの器だった方のほうが冷酷だったと思います。」魂のせいか、なんなのかあちらの方が冷たい目をしてたなとふと最初のときをおもいだす。
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