始まり、始まり

「懐かしいな、そう呼ばれてたな。」ふふっ、とカリグラは懐かしげに笑う。
「…まぁね、こいつ以上の極悪人はいるかどうかすらあやしいわよ。」
「オイオイ、神に手を出した罰では1人いるだろ。」
「ラディッツが。」カリグラは悪い顔で笑う、その顔にトランクスはゾワッとする。
「…え、ラディッツさん…?。」
「…あぁ、お前もしかしてその件の世界線の時代は今回が初めてか?。」玉座から立ち上がり、時の界王神と老界王神にどけとつげあるひとつの巻物を取り出す。
「……見せてやろう、ベジータの末裔。……ラディッツを、ただの下級戦士と思ってたのならな…大間違いだぞ。」そこからある映像が流れる。ラディッツの幼少期の時代時の界王神がいうあの方…皇嵐を口説き落とそうとしてたこと。彼女と結ばれ、付き合い子を二人なしたこと。
そして……彼女の伯父、黒王によってボコボコにされ皇嵐と離れさせられたこと。それにより、彼の心の淵にあった闇が出始め弟たちを利用し彼女を取り戻そうとしたこと。
最上級の神と彼は結ばれ、子を成していた。まるで神話のような話だ。
「これがひとつの歴史だ、なんだ時の界王神。この世界線に奴らは手を出してなかったのか?。」
「……無意識に恐れていたんじゃないの、そこの世界線のラディッツは…ほかのと比べて手段を選ばないもの。」
「それもそうだな、…お前たちも手を出しづらいだろ。しかも、ほかの世界線歴史ではいないものたちもいるからな。」ラディッツの子ふたりに、白銀の髪の男。トランクスは始めてみるな、と男を見る。
「この人は…」
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