久しぶり、愛しき君~第5章~

「だから今回も…?。」
「そうだろうな、大体はセット扱いもあるだろ…」少しため息をついたあと風呂に入ってくるといって、ラディッツは立ち上がる。
皇嵐はあっ…と、何か言いかけそうになるが言わずに少し顔をうつむかせた。

「皇嵐様、主が心配なのですか?。」そのとき国重がいつものように、スッと自然に現れてきた。
相変わらず彼の姿は借りているためラディッツそっくりだが飄々とした雰囲気は別物である。
「国重!?、なっなんで…私が!あっあんな生意気を心配しないといけないのよ!?。」
「今さらっすよ、だって皇嵐さま明らかに主に…






恋心抱いてますよね?。」国重は少しニヤリといたずらげに笑い言う。
自分はもう気づいていると言っているのだ。
皇嵐は国重の言葉の意味に最初は気づかなかったが、徐々に気づきはじめて顔を赤くして叫ぶ。
「抱いてないわよっっ!!!!。国重!!!、あなたっじょじょ冗談を言うんじゃないわよ!!??。」あたふたと慌てる。その反応に国重は面白げに笑いいやもうそれがと言う。
「明らかですよ?、気づいていないのは主くらいでしょ。カリーさんやターレスさんなんかあきれてますからね?。」何で!?、と皇嵐は驚く。そもそもそのふたりが出てきたことにとあたふたしてしまう。
「きっきめつけないでよ!、好きなんて…!!」
「だから、明らかですよ。カリグラさんにもそうだったのですか?。」
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