久しぶり、愛しき君~第5章~

「…遠征…?」
「あぁ、近場の星だから一ヶ月もあれば帰れるだろ。」パサッと資料らしきものをラディッツは机において皇嵐に告げた。
彼女が来てからラディッツは遠征に行ったことがないのだ。仲間のカリーたちは、三回ほど行ったりしているのに。
「カリーやターレスたちとかしら?。」違う、とラディッツは告げる。
「……王子とその側近ナッパだ。お前が来た頃言っただろ?。」あいつらは寧ろこの二人が気に食わないみたいだしな、とぼやく。カリーとナッパは同僚と言えば同僚だ。先輩後輩で言えばカリーは、ナッパの後輩。
しかし家の身分としてはカリーが上で階級も上級なのである。そのせいかどうかわからないが、二人の仲は特に自分のこととなればあればぶつかったりするのだ。ベジータもカリーを時々目の上のたんこぶにしているようなとこがある。
だからかわからないが、ベジータたちと組まされるのだ(生け贄のように)。
「…以前いったように人質もあるだろうな。」基本自由にさせてもらえるからいいが、時々下級だからとこき使われるのだ。
戦闘力もあちらが上なので、従ってはいる。自分も時々あの二人にうるさいなと思う時は大いにあるが。
争いたくないし、カリーがキレて何をしでかすかわからない。
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