久しぶり、愛しき君~第3章~

皇嵐が風呂に入り、数分ほどたった頃ラディッツがタオルをいくつか持った。
「どさくさに見ればいいよな?。」何キリッとした顔でこの男は言っているのだろうか、と国重はじと目で見る。
「カモフラージュというやつっすか…!」持ってきたぞ、と見せかけての覗き…なんというやつだと国重は冷や汗をかく。悪知恵である。
「有言実行だ、パクり俺はやるぞ!。」やるなら戦闘にしてください、とツッコミたいがそれはベジータたちだとおもい言わない。国重…わかっている男である。

「おい、皇嵐持ってきた…!!」バコォォォーーン!!!。
「相ッッ変わらずの悪知恵ね!、この生意気‼‼。」南無三である。同時に何かにラディッツがぶつかる音がしてあっそういえば、風呂のとなりは厠(トイレ)だったな…と国重は考え、救急箱を用意する。

「あいつっ、容赦ないな…!」頭に国重から包帯を巻かれながらラディッツは、ぶつくさ呟く。
「自業自得っすよ、主。」女の柔肌を見るあなたが、と国重は包帯を巻き終わりラディッツの頭を叩いて言った。
「おまえっ、…たまに俺に対して酷くはないか…!!」
「主の愚行を止めるためです。」もうしないでくださいね、と釘をさす。
しかし結果、ラディッツがまた愚行をして国重はあきれてしまうのであった。
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