久しぶり、愛しき君~第3章~

「…バーとかに行ってもこいつだけは王子みたいにそっけないもんな。」自分たちが女と話してる時もラディッツはそっぽ向いて飲んでいるだけ。
「王子が出ていったらこいつも出ていって、ホテルの部屋で寝たりしてるからな。」あとお前探しな遠征の時、と付け加える。
「興味ないからだ。」
「好みがいないからでしょ?。」
「…なくても男は女を抱けるぜ。ラディッツはお前以外抱きたくないからって、きっぱり言いやがったし…」
「だな、腹立つぐらいに言って酒を飲んで帰る。こいつくらいじゃないのか、そんな男は。女がよっても無視するしな…」カリーはニヤリと笑い皇嵐にアルコールの薄い酒をついで言った。
「最良物件だぜ、ラディッツは。現役戦士で成長の芽がある。嫉妬深いがそこも若くていいだろ?。顔もいいものだと思う。浮気しないだろ?、お前は」性格がたまにキズなくらいか、とカリーは言う。まあめんどうなとこもあるが。
「何故しなくてはならない?。皇嵐なら、年中無休で受け入れてやる。」
「若いからよ、そんなこと言えるのは。」
(これは手がかかるかもな…)「ラディッツはねぇとおもうぜ。だってお前を10数年探してたんだぜ?。」こんな広い宇宙を、と言う。気が遠くなるほど広大なとこを探したのだ。今の今まで。
その精神と身体への疲れもたまったものではないだろう。
「普通なら諦めるだろう。」おれはむり、とターレスはきっぱり言った。自分の自由が奪われてしまう。…せいぜ隣にいるカリーのことを追いかけるくらいだ。
「ならねぇとわからないが、さすがにそこまではな…」
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