久しぶり、愛しき君~第3章~

ラディッツも飲むだろ、とカリーは言う。
「あぁ、飲むぞ。」ラディッツは父親バーダックに似て酒に強くて、酒豪だ(大半はカリーのせい)。遠征でもナッパとベジータが潰れてもラディッツだけは生き残ると言うことはよくある。
カリーはその答えを聞き、さすがだぜラディッツ!と喜ぶ。このようにすぐ仲直りするのも幼馴染みゆえであろう。
「皇嵐は、大丈夫か?」ターレスの問いに戸惑いながら、少し…と言う。さすがターレス、気遣いのデキる男だと皇嵐はおもう。
「私、お酒余り好きじゃないし弱いから…!」皇嵐の言葉にラディッツはピクリと反応して恐ろしい考えをする。
(皇嵐潰して、既成事実を…!)悪魔の囁きがきこえてくる。これはチャンスか?、と。
「そうか、なら少しだけだな。つまみもあるから、それを食っていいぜ。…どこぞのアホが潰しにかかる前にな」ギクッッ!!、また超能力者2がきた。カリーもラディッツの顔を見て察したのだ。
「なっ、なんのことだ…!?」
「てめぇのはお見通しだ。ドアホ!。裁くぞ、オラ」明らかに目付きが今からこいつを沈めてやろうかという顔をしている。
「お母様、目がやくざですよ?」
「誰がお母様だ!!。」ゴツンッッ!!。拳骨を喰らわした。ラディッツが痛みに悶えているの見ながらターレスは言った。
「あいつにいつでも体は狙われている、と思っとけよ。」オレたちがいる時は見張っておくが。
「…えぇ、わかったわ…」
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