久しぶり、愛しき君~第2章~

「知り合いなのか…?」しまった、と国重は感じる。答えはひとつだ、己の主の気がこれでもかと言うほどに真っ黒だからだ。おかしい、彼は一応サイヤ人の中では弱いはず(多分)。なのになぜ、こんなドス黒いのが出てる!。
「えっ、えぇ…一応上司と部下みたいなもので。ほら、俺様これでも悪魔だから。」
「…国重はあくまでも一応神とかのに入るから…何回か会ったことがあるのよ」皇嵐様気づいて、主ものすごく嫉妬してるから!。細かく答えないで!、お願い!!。
「こんなバカパクリがなー…、はぁー、こんなバカパクリがなぁ…!!」ねっ、主…お願いだからさ殺気を含めてにらまないでね?。国重泣いちゃうよ☆と願うが、無理であった。
「…生意気、あなた…聞きたいけどここは惑星ベジータなの?」その言葉を聞いて国重はあっ、と思った。
彼女は知らないのだ、あの星が滅びたことに。
「…惑星ベジータはとうの昔に滅びたぞ。巨大隕石の衝突でな。」えっ…、皇嵐は聞いて躊躇した。
「…構わない、どうせそうなるかもしれないだろうとは思ってはいたからな。ここは惑星フリーザだ、…サイヤ人はほとんど死んだがカリーやターレスは生きている。あとは俺と王子、王子の側近ナッパだ。」
「…ナッパ、あぁあのカリーと同じ身分の人ね…王子と…まさか、バーダックさんたちは…!?」
「死んだ。カカロットは幸いにもぶつかる前に飛ばされていたから助かったようだがな…」そうなのね…と、顔をうつむかせて答えた。
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