比翼連理~第13章~

付喪神として幾年過ごしてきたことか、あの戦国時代を生き残りどのような因果の巡り合わせかこの世界に飛んできて。
別時空の自分長谷部ともあい、因果とは因縁とは不思議なものだ。
「(ああ嫌だ、また思い出しますわ)」これはもうカリグラの執念としか呼べない、ラディッツはカリグラと違って自分のことを『高性能の家事道具』くらいにしか思っていないが。
「いやぁー、あんな生意気クソッタレ小僧がここまで育つなんて」
「嫌味か?、悪口か??。へし折るぞ」
「とと、くににやさしくしよ!」
「ラディ、こいつはいま俺を馬鹿にしてるのだぞ?」
「バカにはしてませんよ!、人類の育ちというものを褒めてるのですよ!!」
「どこがだ、このクソが」そういいラディッツは食べ終わり食器を片していく、まさかのじぶんからあらいはじめて国重は軽く感動したがどうせ皇嵐に迷惑をかけたくないからというものであろう。
「ほんと、皇嵐様のためなら人間になれるんですね」
「情緒不安定か??」この辛辣な言葉もよりとげをましてきているが。
「……あらごめんなさいね、国重。少し寝すぎてたわ」純白のネグリジェを着た皇嵐が現れて国重は大丈夫ですよとこたえる。
「お子様ふたりのお世話と大きな子供こと主のもありますから、大丈夫ですよ皇嵐さま」
「お前、次は俺を子供扱いか?」
「ふふっ、ありがとう国重。生意気も生意気で事務仕事もあったりしてたから」
「ええ、血濡れた刀ではありますがこの生意気な主の面倒も見てましたので」
「それもそうね、ラディもこんなにあなたに引っ付いているもの」皇嵐も椅子へと座り夕飯を静かに食べていく、寝ぼけたせいかとろりとした表情をしていてこのふたりが仲良いことがあからさまにわかり国重はためいきをつく。
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