散った男

「…何で遠征前に会いに来いと言われたんだよ…」面倒だと、頭をかきながらカリーはフリーザの宇宙船に向かおうとしていた。
ちょうどラディッツと王子の宇宙船をターレスと見送ったところだ。ラディッツは少し泣きはらしたような顔をしていたから、無事皇嵐とも会えたのだろう。
その時だ、スカウターが鳴って呼ばれたのは。ターレスだけは先に向かっておくと言ったので今は彼一人だ。ターレスも充分強くなった、多少の時間1人でも大丈夫だと思い準備を頼んで廊下を歩く。
あれは…ギネとバーダック…ラディッツの両親が急いで走るところを目に入れ、カリーはおいと呼び止めた。
「バーダックとギネ!、お前らラディッツの見送らなくてどうしたんだよ!。」
「カリーさん…オレは遠征で…」
「あぁ、惑星カナッサかそういやそうだったなすまん。…ギネ、お前は?。配給のか」
「はい!。あっ、カリーさん!!。今すぐ星を離れてください!!!。」は…?、カリーは少しきょとんとしてギネに答えた。
「離れるぜ。おれ、フリーザから呼ばれてよ…」
「フリーザから!?」バーダックの反応にカリーはキョトンとして、急にどうしたと伝える。
「何驚いてやがる。上級となれば珍しくないぞ。あいつ、何か知らねぇが来てくれと言われてさ…」そうですか…と、バーダックは呟きうつむいた。
「…何かフリーザのであるのか…?」カリーはすぅっと目を細めてバーダックに聞く。
それにバーダックは、目をそらしていいえと答えた。ギネもだ。
1/7ページ
スキ