比翼連理~第11章~

「少し懐かしくなっちゃったよ、カリグラさま少しだけお会いしたことあるからさ。……まさか、生まれ変わりで主くんになると思わなかったけど随分と婆娑羅ものだったらしいし」
「あのジジイ、紳士振っていやがるがかなりのワルではあったからな」
「…光忠、さんも思い入れあるのですね」
「思い入れ、か……そうだね。でもきっとね、刀なら誰にでもカリグラさまにはあるよ。僕の兄弟も何振りかあの方の元にあったし、長谷部くんなんかは国重さま同様口説かれてたしね」
「手に入らなくて駄々はこねてたがな」
「でも君の代できちゃったし」
「そう、なんですか……(へし切様までも、カリグラさまってやはり月鬼様と余り変わらないのかな)」翼からしてカリグラを見た雰囲気はかなり月鬼たちと違った、すごい気高い赤それこそ王様や皇帝と言う雰囲気があった。月鬼も無冠の王のような雰囲気はあれどやはり荒々しく、獣の王のように思うのだ。人のではなく。
ところどころ似ているところはあれどというのもある。でも光忠の話を聞いている限り、刀を大事にしているところやほしいものは同じように思う。
「俺は欲しいと思ったものはどんな手を使っても手に入れっからな」
「そうだね……、だから国に目をつけられちゃうし」
「は!、元は俺が支配してたんだからいーだろうが」お茶を飲みながら話す月鬼は変わらず粗暴だ、だが欲しいものと語るその目はしっかりと真っ直ぐに光忠たちを見つめている。
本質を見抜くように、欲しくて欲しくてたまらないと。
「……本質は、同じなのですかね月鬼さまとカリグラさまは」
「んー、そうだね。僕からすると表向きの態度や心は違うように見えるけど、結局は同じに思うかな」
「皮肉だがそうだな、…"俺"の方は皇帝時代やガキの頃のに似てるが」
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