比翼連理~第11章~

こいつ、ココ最近己の扱いをだいぶ覚えてきたのかじっと見てちゃんと休めと訴えてくるようになったものだ。
翼の言う通りココ最近はあまり寝れていない、元々…変な映像がよぎったり思い出した時からそれはあった。あの時より落ち着いたとはいえ時折起きるものであまり寝れてはいない。
「寝られる時は僕と国重様たちで姫様のこと見ますから!」
「……わかった」
「主様が倒れられては元も子も有りませんよ、子供のためにもちゃんと休まれてください」
「随分と正論を言ってくるようになったな、犬」あの拾ってきた時のオドオドした態度はどこへやら、ラディが生まれてから特にしっかりし始めている。
お茶を飲み終えて渡せば翼は音静かに回収して洗い場へと向かう。ラディのほうは一切反応せず自分の服を握り、すやすやと夢の中。しっぽなんかはラディッツの腕に絡み、離すまいという感じだ。
「…元気な娘だ」ポンッポンッと軽くリズム良く背中を叩けばより息は深くなり、スヨスヨと寝ている。
頬を突っつけばむにゃむにゃとかわいくないて、思わず笑みがこぼれる。
「ふふっ!、ほんと可愛いなぁ」こんなにも子供が愛おしいと思うなんて、皇嵐との子供だからであろう。きっと他人の子供なら己の睡眠時間を削ってまで、世話しようなんて思わなかった。
こんなに触れて、突っついて愛でるなんても思わなかったであろう。彼女との子供だから、愛おしい娘だからだ。
「…んみゃ………とーと…」
「俺のことを言ってるか?、可愛い」ふにふにと可愛らしいほっぺ、たまにテレビでもいわれる『食べちゃいたいくらい赤ちゃんの可愛い』ときくがあの当時はどういうことだ?と思っていたが今はわかる。
たしかに可愛い、目に入れたいほどに愛おしいものだなと。
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