我が王よ

「……猿どもめっ」あの後、カリグラが住んでいた宮殿は野に晒されていた。どうにもこわそうにも上手く壊せず当代ベジータ王は、舌打ちをしてそうださらしてやろうといったのだ。
我々に歯向かえばどうなるかと、下級上がりのものたちを調子に乗らさせないために。ナエはそれを黙って見つめていた、家族たちとともに。
「あなたっ…!、本当にいいの!?。カリグラ様に言われたからって!、なんだってのベジータたちは!!!!。あのかたがっ、あの方がどれだけこの星にも世界にも貢献したか忘れて言いたい放題じゃないッッッ!!!!!」妻はベジータ王たちから沙汰を伝えられるのを待つナエにそういった、妻もカリグラに仕えたひとりで若い頃からの彼を知り彼がどれだけのことをしてきたかどのくらい皇嵐が大事にしてきたものたちを守ってきたかしるものだ。
だからこそ今の横暴なベジータ王には怒りしかない、謀反を起こした方がいいのではと話す。
「ダメだ……カリグラさまは、望まれていないっ」
「っだからって…!、私はあの方を蔑ろにするあの人たちを許せません!!」
「僕もだッッ!!、だがっ……だがあの方が言ったのだ」亡くなる1週間前に呼び出されて、それぞれの星の統治の本や資料を片付けてる場を教えて言ってきたのだ。
『俺はやつらによって死ぬ、無かったことにもできるが──皇嵐のためにな』
『…ナエ、お前は俺を皇帝カリグラの姿を語り継いでいけ。殉死はするな、奴らに歯向かうこともだ』
「……僕に、本当の自分の皇帝カリグラの姿を語り継いでいけと」
「…そんなことをっ、だからあなたは?」
「ああそうさ、だから歯向かわなかった。…言われなければ、僕がっ庇っていたし奴らを殺していたに決まっているだろう!!!!」
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