比翼連理~第8章~
灰燼と化したヴァルド星に降り立ちカリーは孤独なる大地を歩いた、ここにあの──王の名残があると聞いて。
フリーザには現地視察だとぼやかして告げた、フリーザの方もこの星のことを多少気になっていたため構わないと伝えてきたのだ。
荒地になったのはベジータたちが暴れたためだ、と告げられているがそのわけが無い。奴らも少し違和感を持ちつつおかしいと話してたのだから。
「……なんてやべえ跡なんだよ…」隕石衝突かを思わせるようなクレーターの跡地、そして血痕。確かにナッパの攻撃のか?と思いもするが違う、未だに残る火炎の音が苛烈さと神の怒りを顕にしているのだ。
死体はとっくの昔にフリーザ軍の雑用が片付けた、だが血痕を見る限りなかなか片付けるのにも時間がかかったのだろう。
確かここは、ラディッツが担当していた区域だ。やはりベジータたちのところと違い恐ろしく荒れているが同時になにか静かだ。支配されたためというのもあるが、何であろうか……一撃で終わらされたようなものがある。
皇嵐の言葉、そしてあの時のラディッツの記憶異常……ヴァルド星の上位種がラディッツの相手をしていたと報告を受けていたが通常のラディッツの戦闘力であればかなり苦戦する。
なのに、こうも生き残ったのは──カリーの戦士としての勘があるひとつの事を答えに出す。
「……カリグラが、やった…」全知全能たる我らが王が、だがなぜどうしてその回答は分からない。でもそれしか有り得ないとカリーは思ってしまう。
ヴァルド星はカリグラがかつて支配してみせた惑星の一つだ、頭首の男はカリグラの全盛期に生きていたもののひとりと聞く。生き残った男が戦うのだ、かなりの苦戦となるだろう。
安直ではあるがそんな男がベジータたちに負けるわけが無い。
フリーザには現地視察だとぼやかして告げた、フリーザの方もこの星のことを多少気になっていたため構わないと伝えてきたのだ。
荒地になったのはベジータたちが暴れたためだ、と告げられているがそのわけが無い。奴らも少し違和感を持ちつつおかしいと話してたのだから。
「……なんてやべえ跡なんだよ…」隕石衝突かを思わせるようなクレーターの跡地、そして血痕。確かにナッパの攻撃のか?と思いもするが違う、未だに残る火炎の音が苛烈さと神の怒りを顕にしているのだ。
死体はとっくの昔にフリーザ軍の雑用が片付けた、だが血痕を見る限りなかなか片付けるのにも時間がかかったのだろう。
確かここは、ラディッツが担当していた区域だ。やはりベジータたちのところと違い恐ろしく荒れているが同時になにか静かだ。支配されたためというのもあるが、何であろうか……一撃で終わらされたようなものがある。
皇嵐の言葉、そしてあの時のラディッツの記憶異常……ヴァルド星の上位種がラディッツの相手をしていたと報告を受けていたが通常のラディッツの戦闘力であればかなり苦戦する。
なのに、こうも生き残ったのは──カリーの戦士としての勘があるひとつの事を答えに出す。
「……カリグラが、やった…」全知全能たる我らが王が、だがなぜどうしてその回答は分からない。でもそれしか有り得ないとカリーは思ってしまう。
ヴァルド星はカリグラがかつて支配してみせた惑星の一つだ、頭首の男はカリグラの全盛期に生きていたもののひとりと聞く。生き残った男が戦うのだ、かなりの苦戦となるだろう。
安直ではあるがそんな男がベジータたちに負けるわけが無い。
