比翼連理~第7章~

皇嵐の為ならなんだってする、なんだってやれる。だがそんな力が?という疑問もある。
…それに、あの思いだす赤い瞳が忘れられない。
目の前にいる国重とはちがう、紅玉のような鮮烈な赤色を。
「…幽霊でも見たんすかね?」
「幽霊ならばかなりの目立ちたがり屋か、主張が強いやつだな……」亡霊なんぞ惑星ベジータで随分と見てきた、いわゆる己は霊感持ちというものらしくてたまに父に引っ付いてくる死者たちや王宮でさまようものたちなどを見た事ある。
なれない時はよく吐いたりした、母にも話さず自分の目がよすぎるのだと思いつつ無視していたことも覚えてる。皇嵐が来てからは随分と落ち着いたが…、今でも時々見て皇嵐からそれは死者よと言われて目をそらされたりされる。
ズキっとまた頭が痛む、これはなんだろうか……自分の足?ちがう。国重が以前着ていた南蛮胴の足の鎧のような。そこにしがみつく赤黒い手たち、己の目線か??。だが冷たくあしらい黒い炎で燃やして消し去り歩いている。
「……話はいいか、俺はしばらく寝ておく」映像はそこまで、ズキズキと痛む。あれは自分の記憶なのか?、その割には格好が違うし時代もおそらく違う。
あんな国重のようなもの着たこともないし、分からない。
「大丈夫ですか?、随分とまた悪くなって」
「また映像がでただけだッ!、もしかしたら以前行ったところで変なもの拾ってきたかもしれんがなっ!!」
「…見た限りなさそうですがねぇ、主の事ですから疲れが溜まってかもしれませんよ?。若くしてお子様の父親になりますし、皇嵐様と発展して気を張ることも増えたでしょうから」
「……分からん、皇嵐には悪いと伝えててくれ。先に飯を食っててくれていいからと」
「分かりました」
「…迷惑なんぞ、かけたくないのだがな」
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