比翼連理~第5章~

許してちょうだい、と笑う皇嵐にラディッツはぎゅっと力強くも優しく抱きしめる。
ふるふると震えながらも、何度も確認して何度もありがとうと答えて。まさか、まさか本当に皇嵐との子供ができるとは。確かにあの時、確実に孕ませてやるという気持ちと皇嵐を労りながらも愛したいという気持ちが溢れていた。
旅行先の非日常的な空間への興奮とプロポーズへの成功から出てきた気持ちだろうとも考えていた。皇嵐との子供は本当に欲しかった。でも、神と自分の間には難しいのではという冷静な気持ちもあったが…まさか本当に孕ませてしまうなんて。
「…っ、感謝する…っ…!。皇嵐っ」本当に、本当にできたのだ。自分と彼女の子供が。まもるものがふえた、今までは皇嵐と自分の生活だったものがこれからは皇嵐と自分そして子供の生活となったのだ。
片手をはなし皇嵐の腹を優しく触る、ここに自分の子供がいるのだ。触ってみれば以前より確かに皇嵐のお腹が膨れてる気がする。
「…どうやら普通の人間の子より成長はやいらしいの、…私も初めてだからあまり分からないわ。本当にいつの間にか産まれました、とかも有り得るのよ」
「……分かった、ならばどうにかして長期遠征を避けるようにしよう」
「そんなことできるの?」
「カリーたちには伝えてたのだろ?、あいつを通していえば何とかなるはずだ」出産というリスクは皇嵐はあまり触れてこなかったが、高いはず。おまけにひとりで(国重たちがいるとはいえ)産むというのも心寂しいはずだ。
皇嵐が子供を持ってるとはいえたった一人でさせるのは違うと考え、すぐさま携帯をいじりカリーか?と話し掛ける。周りに聞かれる訳にも行かないと上級戦士用のへと電波を変えて事情を自分から改めて伝えた。
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