比翼連理~第5章~
惑星フリーザ 本拠地
「宇宙の覚めない悪夢………絶対なる皇帝…完全なる大魔王……」フリーザは提出された書類や巻物、読み物語を読みながらビタン!ビタン!!と不機嫌にしっぽで床を叩く。
どれもこれも彼を称えつつ恐れ、敬い、または怨みというものばかり。宇宙の帝王と現在呼ばれている自分よりもそれこそ恐れられているような。彼の伝説は未だにある、それこそ呼び名を変え話を変えだがどれもこれも───
彼への恐怖を忘れないために、そして彼への畏敬をあらわすものばかり。共通して言うのは
『カリグラに逆らうな』、『恐れ平伏し許しをこうのだ』と。しかも自分たちチルド一族の書き物にもあったのだ、あの男のところでは暴れるなと。
「なんなのですかねぇ……なんなのでしょう、このサイヤ人は……ッ!!!」こんなにも、こんなにも恐ろしく強いほどのサイヤ人がいたと??。確かに悪魔と呼ばれるものたちや破壊神を見た己にはそのように強いものたちがいることはよくわかっている、だがなんだこのカリグラと呼ばれるサイヤ人は。
それらを圧倒的に凌駕し、むしろ支配して見せたというではないか。帝王であるじぶんには、おのれの種族以外を支配することが難しいことはよく分かる。言語、生活、文化様々なものが異なり常識も変わってくるからだ。
だから己は力での支配をまずひとつとした、そして軍にしてみせたのだ。だがこのカリグラは力でも文化への理解などというものでも統治してみせたのだ。
己の利益となるものであれば、自ら学びに行き身につけてみせた。職人にも高い位を与えたと。
だが、理解ができぬもの逆らうものが来れば断罪を行う。二度と逆らえぬほどに、恐怖を植え付けて。人であろうと神であろうと、恐怖を与えてみせた。
「宇宙の覚めない悪夢………絶対なる皇帝…完全なる大魔王……」フリーザは提出された書類や巻物、読み物語を読みながらビタン!ビタン!!と不機嫌にしっぽで床を叩く。
どれもこれも彼を称えつつ恐れ、敬い、または怨みというものばかり。宇宙の帝王と現在呼ばれている自分よりもそれこそ恐れられているような。彼の伝説は未だにある、それこそ呼び名を変え話を変えだがどれもこれも───
彼への恐怖を忘れないために、そして彼への畏敬をあらわすものばかり。共通して言うのは
『カリグラに逆らうな』、『恐れ平伏し許しをこうのだ』と。しかも自分たちチルド一族の書き物にもあったのだ、あの男のところでは暴れるなと。
「なんなのですかねぇ……なんなのでしょう、このサイヤ人は……ッ!!!」こんなにも、こんなにも恐ろしく強いほどのサイヤ人がいたと??。確かに悪魔と呼ばれるものたちや破壊神を見た己にはそのように強いものたちがいることはよくわかっている、だがなんだこのカリグラと呼ばれるサイヤ人は。
それらを圧倒的に凌駕し、むしろ支配して見せたというではないか。帝王であるじぶんには、おのれの種族以外を支配することが難しいことはよく分かる。言語、生活、文化様々なものが異なり常識も変わってくるからだ。
だから己は力での支配をまずひとつとした、そして軍にしてみせたのだ。だがこのカリグラは力でも文化への理解などというものでも統治してみせたのだ。
己の利益となるものであれば、自ら学びに行き身につけてみせた。職人にも高い位を与えたと。
だが、理解ができぬもの逆らうものが来れば断罪を行う。二度と逆らえぬほどに、恐怖を植え付けて。人であろうと神であろうと、恐怖を与えてみせた。
