比翼連理~第4章~

どうやら月鬼も同じらしい、ラディッツも…自分と暮らしてからはなくなったと聞いたがカリーからボンヤリと自分を探している時は何も飲まず食わずな時があったと話していたなと。
この種族というか人種はどうやら己のことより優先することがあれば、そちらをやるようだ。皇嵐からいわれて、月鬼は少し考えたのち小さく善処すると呟く。
「……たまにはだ、たまには」
「それでいいわよ、今日は少し落ち着いてちょうだい」
「そうそう、主もたまにはね。長谷部くんが倒れちゃうよ」
「はぁぁー……、わーった」月鬼があきれたようにぼやくと異空間から国重と翼が汗を手ぬぐいで拭いながら出てくる。翼は月鬼のことを見ると霞草色の髪の毛を揺らしにパリと明るく笑う。
「月鬼様っ!、なにか空間が懐かしいなと思ったら!!」
「おや、珍しい。…ああ、主がいないからですかい?」
「ああ、それといいお知らせがな」翼の頭を撫でながら国重のことをみて、月鬼はニヤリと笑う。
「そうだろ?、皇嵐」なるほど、先ずは察してしまいそうな2人から伝えろと。皇嵐はその微笑みにクスリと笑い、言葉を出した。
「実はね───」命のことを、これからの未来のことを幸ある行き先を願いながらも。
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