比翼連理~第4章~

「それはいいね、主もいいかな?」
「勝手にしろ、てめえらが選ぶなら悪いもんでもねえだろ」もちろん!と光忠の気合いの籠った声が耳に届く。メニューを考え、何をみんなに食べてもらおうかと考えていくのが楽しいらしい。
「ん、汁物もできてるね。皇嵐様、あれなら少し座っててくれないかな?。仕上げは僕がするから」
「えっ、でも悪いわよ手伝いをしてくれたら」
「あなたは仮にも妊婦、だろう?。何度か僕が作ったものも食べてもらってるし美味しくないものは食卓に出さないからさ」
「そこの口うるさい主のおすみつきだからね」
「あ"??」月鬼はぼぉとしていたところ、今己の刀からとんでもない言葉が飛んできたようなとおもい顔を光忠に向ける。
人を口うるさい舅のように話してる言葉が聞こえたのは気のせいではなかろうな。光忠を見ればにこりと笑い、その通りだろ?と聞き返してくる。とんでもない、自分は言いたいことだけを物申しているだけだ。
「主は自分で作れはしても、面倒だからとやらないからね」
「それで?、お前らに任せた方が早いからだろうが」
「たまには自分でしてみたらどうだい、また食わずにいるのも身体に悪いよ?」
「どーせ死なねえからな、食いたい時に俺は食うぜ」
「…食は心を満たすわよ、たまには少し自分でして心を落ち着かせてみてもいいんじゃない?」この話しぶり…どうやら、自分たちが旅行をしている間も何も食わずずっとラディッツの為にと動いていそうだ。旦那のためなのはありがたいが、彼もあくまでラディッツそしてカリグラの生まれ変わり。
皇嵐としてはほんのひとときの間でも満たされて、穏やかにいて欲しいと思ってしまう。そういえばカリグラもカリグラで、なにかに没頭すると忘れていたなと思い出した。
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