比翼連理~第2章~
この土地が、彼の気持ちが……自分たちを守ってくれている。
皇嵐はなつかしいようなそしてどこか寂しいような気持ちが溢れてきた。
「(貴方は死んでもなお……いいえ、私と触れ合えなくなってもなおまもろうとしてくれるのね)」人であった貴方を人ならざるものへとしたのに…ちらりとラディッツの方を見ると自分の様子がおかしいと気づいてかどこか困ってそうな心配してそうな顔だ。
国重は察して、少しため息をついている彼からすると分かりやすかったのだろう。
「ごめんなさいね、早く行きましょ?」
「ああ、急に立ち尽くして驚いたぞ」
「少し、星の雰囲気に当てられたかもしれないわ。いい意味で──」あなたが私の為に、と用意したこの星を。ねえカリグラ、もし……
─もしあなたと会えたなら─私は、あなたに感謝を述べたいわ─素直になる心を教えてくれた貴方に─
「(所謂元彼、というものなのかしらね彼は)」一夜限りとはいえ抱かれ、でも昔から互いに心通わせていた。自分が素直でいればもしかしたらラディッツたちとのこの未来はなかったかもしれない。
でも、たまに思うもし彼が今も生きていたらと。今までは悲しみからだったが、現在はいい思い出との振り返りのようだ。
カリグラ関係のことが密かに起きていたからであろう、先程もなんなのか仕組んでいたものなのか姿を出してきたのだから。
「ほらここ!ここですよ!!皇嵐様!!!」そうしてると噂の花屋にたどり着く、色とりどりの花々が飾られてるなか皇嵐はある一点に目を奪われた。
「……そうなのですよ、この星に何故かあったんですよねー」太く大きい枝と共に花瓶にいけられた花を。
「…ここにもあったのか、
藤の花が」
皇嵐はなつかしいようなそしてどこか寂しいような気持ちが溢れてきた。
「(貴方は死んでもなお……いいえ、私と触れ合えなくなってもなおまもろうとしてくれるのね)」人であった貴方を人ならざるものへとしたのに…ちらりとラディッツの方を見ると自分の様子がおかしいと気づいてかどこか困ってそうな心配してそうな顔だ。
国重は察して、少しため息をついている彼からすると分かりやすかったのだろう。
「ごめんなさいね、早く行きましょ?」
「ああ、急に立ち尽くして驚いたぞ」
「少し、星の雰囲気に当てられたかもしれないわ。いい意味で──」あなたが私の為に、と用意したこの星を。ねえカリグラ、もし……
─もしあなたと会えたなら─私は、あなたに感謝を述べたいわ─素直になる心を教えてくれた貴方に─
「(所謂元彼、というものなのかしらね彼は)」一夜限りとはいえ抱かれ、でも昔から互いに心通わせていた。自分が素直でいればもしかしたらラディッツたちとのこの未来はなかったかもしれない。
でも、たまに思うもし彼が今も生きていたらと。今までは悲しみからだったが、現在はいい思い出との振り返りのようだ。
カリグラ関係のことが密かに起きていたからであろう、先程もなんなのか仕組んでいたものなのか姿を出してきたのだから。
「ほらここ!ここですよ!!皇嵐様!!!」そうしてると噂の花屋にたどり着く、色とりどりの花々が飾られてるなか皇嵐はある一点に目を奪われた。
「……そうなのですよ、この星に何故かあったんですよねー」太く大きい枝と共に花瓶にいけられた花を。
「…ここにもあったのか、
藤の花が」
