休んでいたのは彼の記憶を整理するためでもあるが、この男…魔王の面を強くもつ彼から力をつけるためだと精神世界で鍛えられていたのがある。
意識を彼の空間へととばし、戦い力の使い方本能…過去のものを引きずり出す思い出すためと。
「なんでわざわざこんなことを俺がしねえといけねえんだよ！」
『仕方ないだろ？、…俺のラディッツは若造と違って器としてはまだまだなとこがあるからな』器としてはまだまだ？、あのラディッツは自分と違い力と身体を持っているはずだ。むしろ有能だと思うが…、なるほど身体を持つからこそ逆に制限がよりされてるということか？。
「めんどくせぇことをあいつらはしやがるな」
『それが趣味だろうからなぁ…、分かったならば力をある程度使いこなせるようにしておけ…。俺のを持つのだ、負けは許さん』
「ちっ！、わかってる」そういうカリグラのほうの目は光がなく暗く冷たい。こいつは本気でやる気だ、たとえ世界を壊してしまっても本気で…自分と同じくラディッツと皇嵐たちを守るつもりなのだ。
黒王が容赦せず次の一手、またその一手とさすきでいるから。させてたまるかとラディッツたちの平和を脅かしてたまるかとしてるのだ。
「…俺だって、"俺"をこれ以上傷つけたくはねえからな」不思議だ、自分ではあるが弟のように双子の片割れのようにも感じてるのだから。実際そのようなものではあるが、よりだ。
実の弟に感じることのなかった愛をラディッツには感じている。色々と苦労しているラディッツには楽しく生きていって欲しいとも。
自分にはかなわなかったことをラディッツには楽しくやっていってもらいたいとも。
「さて、と改めて……調べ直すか」そのためにはよりあいつらへの対策を練らなくては。
運命を狂わされてはたまったもんじゃない。