未だひとり

黒王に唯一真っ向から挑み、未だ戦をして居る激烈の花の男。
少なくとも己の記憶する限り誰よりも何よりも『皇帝』ということばがあい同時に『支配者』という言葉でしか表現出来ないようなものであった。若い頃のあの男は気高き獣であった、だが幾日過すぎた時に会った男は黒王よりも下手すれば……支配者にふさわしいのではないかという姿で皇嵐を出迎えていた。
『これはこれは…、俺たちサイヤ人の始祖たるものの兄ぎみか?』生命の歴史を頭に刻み、自分に話しかけてきたのだ。なぜお前が、しかも彼が契約したものは黒王が生んだ全ての魔族いや悪の親のような存在の魔神なのだ。そんな高位の魔神をなぜお前が従わせられた、と擂牙は驚いたものだ。
しかもその魔神は話してしまったのだ、己に

『カリグラこそ全ての支配者に相応しい』

そう告げたのだ黒王の怒りは当然勝ったが
『我は黒王様…、そなたではなくカリグラにつく』
『何故だ…生みの親たる我ではなくなぜそちらにつくッ!』
『カリグラはそなたとおなじく孤独であり孤高だ、だがやつは…皇嵐様のことを思い動ける。本当の意味で生命を世界を昂らせれるのだ』その言葉に黒王は顔を歪ませたが、消すことなく己が気に入っていた魔神だからだろう玉座を蹴り背を向け勝手にしろと告げたのだ。
これがカリグラが封印される前の話だ、アンリ…黒王が生んだ魔神は溜息をつき己にも話しかけてきた。
『惰性で生きるのも良いがつまらんぞ、我はカリグラを見てそう思った』
『…なぜ貴方様まであの男に』
『面白いからだ、そしてあの男は期待すればその倍返してくれる。我はあれが皇嵐様と結ばれることは大歓迎だ』なぜだ、なぜ皆消される恐怖を持ちながらもあの男の元へと行く。
2/11ページ
スキ