未だひとり
「大魔界の方はどうなっておる」
「……はっ、ダーブラが幾年か支配しサードアイを探してるとか」
「は!、あれをか…よかろう。落ち着き次第此方に来させよ」御意、と擂牙は震えながらかの男に返事をする。我らが生みの親にして全ての父……いや親そして支配者たるこの男に何年も何千年も何億年も気の遠くなるほど仕えてるが未だ慣れない。
黒、とにかく黒と言っていいほどの雰囲気に深淵の赤い瞳。そして美の極限たる黒い髪に白い肌…並べば全てが霞むほどの美しい顔立ち。その冷たい瞳を向けられれば身体が芯から震え上がるほどだ。
ああだがその黒い髪はかつていた男を思い出させる、彼に悟られれば恐ろしくて構わないがそうカリグラと同じ純黒の髪なのだ。
震えながらも立ち上がり、王の部屋から退出する。
「…っ(黒王様の皇嵐への執着心は異常だ)」未だ宇宙などの概念すらなかった頃から、彼は皇嵐に執着し閉じ込めていた。それこそ生命たる光は全て己のもの、と言いたげに監禁していたのだ。
蝶よ花よとかわいがりつつ、それに群がる虫共はいらないと言いたげに。壊された、いくつもの命がその瞬間滅びた。我々戦闘の神々も駆り出されて懲罰を喰らわせていた。
皇嵐はその度止めに入ったが、彼は止まることなかった。自分も皇嵐に恋している部類のものだ、ではなぜ自分は生かされてるか?。
『擂牙…、そなたは分かっておるよな…?』踏み込んでないからだ、不可侵領域に。ただひたすらに黒王に従っているからだ。皇嵐が本当の意味で傷つけられないためにも。
そう、あの男……カリグラのように踏み込めていないのだ。
『お前は惰性で生きているのだろ?、ならば俺の勝ちだな』己の弟を始祖とした民族の生まれにして、生命のバグから誕生したような男。
「……はっ、ダーブラが幾年か支配しサードアイを探してるとか」
「は!、あれをか…よかろう。落ち着き次第此方に来させよ」御意、と擂牙は震えながらかの男に返事をする。我らが生みの親にして全ての父……いや親そして支配者たるこの男に何年も何千年も何億年も気の遠くなるほど仕えてるが未だ慣れない。
黒、とにかく黒と言っていいほどの雰囲気に深淵の赤い瞳。そして美の極限たる黒い髪に白い肌…並べば全てが霞むほどの美しい顔立ち。その冷たい瞳を向けられれば身体が芯から震え上がるほどだ。
ああだがその黒い髪はかつていた男を思い出させる、彼に悟られれば恐ろしくて構わないがそうカリグラと同じ純黒の髪なのだ。
震えながらも立ち上がり、王の部屋から退出する。
「…っ(黒王様の皇嵐への執着心は異常だ)」未だ宇宙などの概念すらなかった頃から、彼は皇嵐に執着し閉じ込めていた。それこそ生命たる光は全て己のもの、と言いたげに監禁していたのだ。
蝶よ花よとかわいがりつつ、それに群がる虫共はいらないと言いたげに。壊された、いくつもの命がその瞬間滅びた。我々戦闘の神々も駆り出されて懲罰を喰らわせていた。
皇嵐はその度止めに入ったが、彼は止まることなかった。自分も皇嵐に恋している部類のものだ、ではなぜ自分は生かされてるか?。
『擂牙…、そなたは分かっておるよな…?』踏み込んでないからだ、不可侵領域に。ただひたすらに黒王に従っているからだ。皇嵐が本当の意味で傷つけられないためにも。
そう、あの男……カリグラのように踏み込めていないのだ。
『お前は惰性で生きているのだろ?、ならば俺の勝ちだな』己の弟を始祖とした民族の生まれにして、生命のバグから誕生したような男。
