ひとつの幸せ~第17章~
「私からのお返しよ?、あなたから今日されたのもあるのだから海で」
「あっあれはだなっ…!、お前が可愛いから仕方ないだろ」
「ふふっ、ほんと……生意気小僧なんだから。お酒、飲む?」
「……あぁ」持ってきてもらった物に手をつけてラディッツはゆっくりと飲み始めた。アルコールの匂いがほんのりときて、身体の力が抜けていく。
皇嵐は桃のカクテルを自分のグラスに移そうとしたところ、ラディッツはすっと瓶を取った。
「俺がやる」
「あら、いいの?」
「…俺も、お前にやりたいからな」ありがとう、ふわりと彼女が微笑むのを見てとくとくっと音を鳴らしグラスへと注ぐ。
淡い桃色のドリンクと匂いがほのかに2人を包み込む。ああ、なんと彼女に合うのだろうかとラディッツはみた。
「……」
「美味しいわ……桃の熟した感じもあって、甘くていいわね」
「お前が好きなら良かった」
「ええ、ラディッツの方は…お酒強いものねウイスキーかしら?」
「ああ、俺は甘いの苦手だ」それなりに度数のあるものを飲んでいることは分かる、だがこれからの緊張をやわらげたりするためにも飲んでおきたいものだ。
酔わない自信もある、ちゃんと……彼女のあの赤い瞳を見て告げるためにも。だがああ言葉で威張れはすれど心は緊張して少し強ばっている。
「ふふ、ほんとあんなに小さかった子が……こんなに大きくなっちゃってしかもお酒を飲めるなんて」
「…どれだけ月日がたったと思っているのだ」
「それもそうね、あなたたち人間はとてもはやいわ…」軽く目を伏せてまつ毛をふるわせてる彼女は何かを思い出して、語っているようだ。
それは果たして己のことなのか、それとも過去の愛した男のことなのか…分からない。
「あっあれはだなっ…!、お前が可愛いから仕方ないだろ」
「ふふっ、ほんと……生意気小僧なんだから。お酒、飲む?」
「……あぁ」持ってきてもらった物に手をつけてラディッツはゆっくりと飲み始めた。アルコールの匂いがほんのりときて、身体の力が抜けていく。
皇嵐は桃のカクテルを自分のグラスに移そうとしたところ、ラディッツはすっと瓶を取った。
「俺がやる」
「あら、いいの?」
「…俺も、お前にやりたいからな」ありがとう、ふわりと彼女が微笑むのを見てとくとくっと音を鳴らしグラスへと注ぐ。
淡い桃色のドリンクと匂いがほのかに2人を包み込む。ああ、なんと彼女に合うのだろうかとラディッツはみた。
「……」
「美味しいわ……桃の熟した感じもあって、甘くていいわね」
「お前が好きなら良かった」
「ええ、ラディッツの方は…お酒強いものねウイスキーかしら?」
「ああ、俺は甘いの苦手だ」それなりに度数のあるものを飲んでいることは分かる、だがこれからの緊張をやわらげたりするためにも飲んでおきたいものだ。
酔わない自信もある、ちゃんと……彼女のあの赤い瞳を見て告げるためにも。だがああ言葉で威張れはすれど心は緊張して少し強ばっている。
「ふふ、ほんとあんなに小さかった子が……こんなに大きくなっちゃってしかもお酒を飲めるなんて」
「…どれだけ月日がたったと思っているのだ」
「それもそうね、あなたたち人間はとてもはやいわ…」軽く目を伏せてまつ毛をふるわせてる彼女は何かを思い出して、語っているようだ。
それは果たして己のことなのか、それとも過去の愛した男のことなのか…分からない。