初めまして愛しき方~第4章~

殺しを快楽として人の姿して生き血をすすったように生きていっている化け物…戦士達が苦手とするものだ。
何故なら奴等はスイッチがはいれば呼吸をするように人を殺す。そこに策は愚か腕力も通じない。カリーは、16にして幾千幾万の戦場を体験してきた。そこらのエリートやベテランよりはその化け物を見てきた。だからわかる…こいつと戦うにはすべてを捨てなくてはならないと。
「察しがいいね…あんた。そこらの猿(マシラ)より楽しめそうだよ…。まぁでも、しないよ…主の友人だからね。」するりと二人から離れた。その動作は蛇のようで、カリーはこいつが人では無いなと改めて認識する。
「お前っ、どこの星の刀だ…」
「地球だ。っつっても、俺様はかつての主が死んだあといろんな星回ってるから時空とか……今あるか知らないけどね。」そもそもここ、俺様がいたとこじゃないしと国重はつぶやく。
「チキュウ…?」
「太陽系惑星のひとつだな、資源は豊富なとこで…あぁ、そういえば惑星ベジータの古文書に地球と貿易していたと、かいてあったな!。」それか!、とカリーは驚き言った。
「まぁ、俺様は直接関わりはないっすけど…。そうっすね」
「へぇー、はじめて聞くな…。お前、チャラいけど若い悪魔なのか?。」
「悪魔の中じゃまだまだあんたぐらいだよ。400は軽く越してるけどね…」400…!?。ターレスはその言葉に驚いた。
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